(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は19日、中華民国(台湾)と外交関係を有するアフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)のラッセル・ミソ・ドラミニ首相と総統府で会談し、同国が台湾の国際参加を長期にわたって支持していることに感謝を示した。
ドラミニ氏の訪台は昨年11月の首相就任以来初めて。エスワティニからは、今年1月31日にもポリレ・シャカントゥ外相が訪台した。
蔡氏はシャカントゥ氏に続いてドラミニ氏が訪台したことに触れ、両国の友情はさらに深まるだろうと期待を寄せた。また自身が昨年9月にエスワティニを訪問した際、女性の起業支援基金の覚書や同国での石油タンク建設への投資などに関する協力文書の調印に立ち会ったことに触れ、エスワティニの発展に向けた手助けをしていると述べた。
その上で台湾とエスワティニは今後、既存の基礎の上でさらなる協力や交流の機会を探り、国同士の関係をより強固にするとし、世界の発展のために共に努力するとした。
ドラミニ氏は、両国は今後も手を取り、より美しく繁栄した未来を目指していくと言及。台湾の先見の明や台湾がエスワティニの発展のために提供した技術協力などに感謝した。
エスワティニは1968年、英保護領からの独立とともに中華民国と国交を樹立した。