北部・新竹県のテーマパーク「六福村」内の野生動物園で生まれたシロサイの赤ちゃんが22日、順調に生後満1カ月を迎えた。同園は「長期にわたってその保全に取り組んできた成果だ」と喜びを示した。
シロサイはその角を目当てにした密猟などにより、深刻な脅威にさらされており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
9月22日はサイの保護促進を目的に定められた「世界サイの日」に当たる。六福村は報道資料で雌の「阿花」(アーファー)が8月に赤ちゃんを出産し、休養を経て次第に体力を回復したと伝えた。
赤ちゃんについては母親の名前から一字をもらって「花枝丸」(ファージーウアン)と名付けられたことやで餌に興味津々で食べる前はいつも「探索」を行うと育ち盛りの様子を紹介した。
8月19日に生まれた花枝丸は体重約108キロ。母親から泥浴びを教わったら、水場を見つけると、ゴロンゴロンと寝転がるという。