26日、台北メトロ(MRT)文湖線木柵駅近くの軌道に1匹のハクビシンが迷い込んでいるのが見つかった。通報を受けて駆け付けた台北市政府動物保護処の職員が麻酔の吹き矢を使って捕獲した。ハクビシンにけがはなかった。
同処によると、職員が駆け付けた際、ハクビシンは高架橋下の隙間に入り込んでいたという。列車の運行や野生動物の安全を考慮し、クレーンに乗った職員が吹き矢で麻酔をかけ、地上で別の職員らが広げたシートで受け止めて捕獲した。
同処によれば、メトロの軌道に侵入した動物を保護するのは初めて。ハクビシンは医療機関に運ばれた。生息地に放すとしている。