南部・嘉義県の景勝地、阿里山国家森林遊楽区でさまざまな品種のサクラが咲き乱れている。花蜜を求めていろいろな台湾固有種の鳥が飛来し、春の美しい風景を織りなしている。
園内では現在、年に一度の阿里山フェスティバルが開かれており、来月10日までソメイヨシノやムシャザクラなどそれぞれ異なったサクラの魅力が楽しめる。花の他に、カンムリチメドリやミミジロチメドリ、メジロチメドリ、ヤブドリなど台湾でしか見られない鳥が生息するなど、豊かな自然環境に恵まれている。
行政院(内閣)農業委員会林務局嘉義林区管理処によれば、2014年から現在まで、園内で計101種類の野鳥が記録されており、うち25種類は台湾固有種で、希少鳥類は35種類を占めている。
花見を楽しみながらバードウォッチングもできるとして同管理処は来訪を呼び掛けている。