交通部(交通省)観光局澎湖国家風景区管理処によれば、台湾海峡に浮かぶ離島の澎湖で来月から夏の渡り鳥・アジサシの観察イベントが始まる。野鳥を通じて自然に親しみ、生態系の美を楽しんでもらえればとしている。
同処の許宗民処長は澎湖諸島について、東アジア地域の渡り鳥にとって非常に重要な中継地だと指摘。四方を海に囲まれた他、手つかずの自然あふれる無人島も多いため、まるで野鳥の楽園だと話す。
中でも澎湖の南と東の海に点在する島々は、夏に繁殖期を迎えるアジサシが多く集まる場所で、観察にもってこいの聖地となっているという。
同管理処はこれに合わせ、4月29日~5月20日と5月27日~6月17日までの毎週金曜日にそれぞれ澎湖島の南と東の海で日帰り観察会を実施。アフターコロナの観光市場の回復を図ろうとしている。
(編集:荘麗玲)