(台北中央社)日本の防災の取り組みを学ぼうと、教育部(教育省)主催の防災青年国際リーダーキャンプの参加者たちが23日から7日間の日程で静岡県を訪れている。一行は台湾の防災教育や関連措置を共有する他、地元の生徒との交流も予定されている。同部が26日、報道資料で発表した。
同部は防災青年リーダーの育成を図ろうと、台湾各地から選ばれた高校生などを対象に2020年から内政部(内務省)消防署(消防庁)などの関連機関と共同で同キャンプを開催してきた。海外研修は昨年から始まり、当時の研修先は宮城県だった。
県内滞在中、御殿場市を訪れ、防災アウトドアを体験した他、26日は同県地域外交担当部長を表敬訪問し、防災施策の説明を受けたり地震防災センターを視察したりした。
27日は県内高校生たちとの島田市内防災フィールドワークや交流会に参加。翌日は東京を視察し、29日には帰国する。同部は日本で学んだ知識を実際に行動に移し、防災教育の種まきを続けてほしいと期待を寄せた。