(台北中央社)東部海域で3日に起きた地震で、中央災害対策センターによると7日午前8時までに死者は13人、負傷者は1133人、行方不明者は6人、身動きが取れない人は344人になった。身動きが取れない人のうち305人は同日中に別の場所に移動する見込み。またトルコの救助隊が同日、東部・花蓮県の景勝地、タロコ(太魯閣)国家公園でドローン(無人機)などを使って行方不明者の捜索を始めた。
身動きが取れない状態の人々は、いずれもタロコ国家公園内、天祥のホテルやその周辺の小学校などにいる。ホテルの従業員や電力会社の社員など一部は天祥に残るという。
トルコの救助隊は6日夜、同県に到着。7日からドローンや人命探査装置などを使い、行方不明者の捜索活動を行っている。
今回の地震で海外のチームが捜索に加わるのは初めて。林右昌(りんゆうしょう)内政部長(内相)は6日、評価の結果、海外からの救助隊派遣や緊急の支援物資について、国内で足りているためニーズはないと言及。一方でタロコ地区は地形や通信などの問題で環境が劣悪で、自国でドローンを用いてみたものの捜索への投入が難航しているとした上で、ドローンを使った捜索の経験があり、特殊な技術を持つトルコの救助隊の支援を受けると説明していた。