(東京中央社)日本を訪問した与野党の立法委員(国会議員)11人は13日、日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)のメンバーと東京都内で面会した。日華懇の古屋圭司会長は台湾で政権与党と議会第1党が異なる「ねじれ現象」が起きていると指摘し、与野党の議員が英知を結集させて台湾にとって良い決断を下すことに期待していると語った。
代表団の団長、江啓臣(こうけいしん)副院長(副議長)は、2月に発足した国会の議員による海外訪問外交1カ国目に日本を選んだとし、新しい国会や民意が台日関係を重視していることの表れだと言及。台日関係に関してはねじれ現象は起こらないだけでなく、さらに高い期待ができると述べた。
また江氏はあいさつの際、著名な書家の張炳煌さんが「一望千里」と揮毫(きごう)した作品の画像を見せ、台日関係が前を向き、さらに遠くを見ることを表していると説明した。作品は韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(議長)が張さんに制作を依頼したもの。古屋氏は韓氏に頼んで実物を受け取りたいと語った。
11人はアジア太平洋地域の国会議員でつくる国際組織「アジア太平洋国会議員連合」(APPU)の総会と理事会に参加するために訪日。訪日に合わせ、日華懇の他、自民党や国民民主党、立憲民主党の各党代表などとも面会した。