オランダ人芸術家、フロレンティン・ホフマンさんが手掛けた立体作品「ラバー・ダック」が10年ぶりに南部・高雄市に登場するのを受け、車体にラバー・ダックがデザインされたタクシーが導入され、市内各地を走っている。
高さ18メートルに達するラバー・ダック。2013年に同市に初展示され、32日間で延べ390万人以上を引き付けた。同市はこの10年間の市の発展ぶりを知ってもらおうと、今月27日から来月25日までPRイベント「2024 Kaohsiung Wonderland 冬日遊楽園(冬の遊園地)」を実施。これに合わせ、ラバーダックの展示を決めた。
PR会見が4日、高雄港18号埠頭で開かれた。ラバーダックのイラストをラッピングした31台のタクシーが「10年」を意味する「10Y」の文字を並べた他、関係者たちが観光客にラブコールを送り、来訪を歓迎する姿勢を示した。
タクシー業者によれば、ラッピングタクシーがすでに高雄の街を走り始めており、人々にいつでもサプライズを届けられるよう、将来的に300台に増やす方針だという。