(横浜中央社)神奈川県の黒岩祐治県知事は9日、台北駐日経済文化代表処横浜分処(領事館に相当)を訪問し、東部海域で3日に発生した地震についてお見舞いを伝えた。
黒岩氏は今回の地震について心を痛めているとした上で、お見舞いと支援の意を表明したいとした。また避難所でテントや仮設トイレなどが迅速に設置されたことなどに触れ、県職員に台湾を手本とするよう指示したと明かした。
同処の張淑玲(ちょうしゅくれい)処長(総領事に相当)は訪問に感謝を表明。県の他に、同処が業務の対象とする地域内の自治体首長や国会議員、地方議員からもお見舞いが伝えられた他、県内の複数の市や町の議会や議員も街頭募金を行っているとし、重ねて感謝を伝えた。
また張氏は黒岩氏に、被害が大きい東部・花蓮県の土産物であるパイナップル風味の醤油などを手渡した。その上で、同県の物産の購入を通じて復興を支援してもらえればと述べた。
同処のロビーには、黒岩氏や県議会議員らから寄せられたお見舞いのメッセージのコピーが掲示されている。