(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は26日、前国家安全保障局長の北村滋氏に対し「大綬景星勲章」を授与し、長期にわたる台日関係への貢献をたたえ、感謝を示した。
総統府が発表した報道資料によると蔡氏は、北村氏が長年にわたり台日関係の深化に尽力したことを高く評価したという。
また台湾と日本は互いに支え合う重要なパートナーだと強調。今後も台湾は引き続き日本と共に地域の平和と安定の維持に向け努力し、自由で開かれたインド太平洋のビジョンを実現すると語った。
北村氏は、警察庁警備局外事課で勤務していた1995年から台湾とのつながりがあるとし、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)からの信頼を得て、台湾と日本の外交安全保障の分野で交流のパイプを構築し、双方の友情を深めたと振り返った。
日本と台湾が置かれている安全保障の環境については、情勢は日に日に厳しさを増しているとした上で、日台は手を携えて外部からの脅威に対する抑止力を高めた上で、自由で開かれた民主主義の価値を追求すべきだと述べた。
(編集:齊藤啓介)