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白沙屯拱天宮の媽祖巡礼、9日間の日程終える 新たなルート含め300キロ踏破/台湾

2024/03/27 17:42
9日間の巡礼日程を終えて白沙屯拱天宮に戻った媽祖の像(苗栗県政府提供)
9日間の巡礼日程を終えて白沙屯拱天宮に戻った媽祖の像(苗栗県政府提供)

(苗栗中央社)中部・苗栗県の廟(びょう)、白沙屯拱天宮の媽祖巡礼は26日、航海の女神、媽祖の像を乗せたみこしが同宮に戻り、全行程を終えた。信者らがみこしと共に、雲林県北港の北港朝天宮との間の往復約300キロを9日間かけて歩いた。拱天宮管理委員会の陳春発総幹事は、今年の巡礼で最も特別だったのは媽祖がこの100年間通ったことのない道を新たに切り開いたことだと述べた。

200年以上の歴史がある。巡礼に決まった経路はなく、媽祖がみこしを揺らして神意を表すことで決まるとされている。今年は過去最多の約18万人が事前に参加を申し込んだ。

巡礼は18日未明に開始。23日に北港朝天宮に到着し、24日未明、同宮の香炉の火を受け取る「進火」が行われた。

初参加で全行程を歩き切ったという信者は、媽祖の加護に感謝すると口にし、道中、参加者同士で互いに励まし合ったと話した。また多くの人が食料などの物資を与えたり手助けしてくれたりしたとし、感動でいっぱいだったと語った。

巡礼を終えた媽祖の像は神座に安置され、幕が下ろされて外からは見られない状態になっている。4月6日に幕が上げられ、北港朝天宮で受け取った火を白沙屯拱天宮の炉に入れる「開炉」が行われる。

(管瑞平/編集:田中宏樹)

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