(台北中央社)国防部(国防省)は22日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ13機が台湾海峡の暗黙ライン「中間線」を越え、台湾の北と南西の空域に進入したと発表した。国軍は軍用機や軍艦、沿岸部に配備するミサイルシステムで厳密に監視し対応したとしている。
同部によれば、同期間に台湾海峡周辺での活動が確認された中国の軍用機は延べ36機。北部・基隆から約42カイリ(約78キロ)と同57カイリ(約106キロ)の空域や、台湾本島最南端ガランピ(鵝鑾鼻)から約120カイリ(約222キロ)の空域を飛行した。
軍艦延べ6隻も確認した。
同部は中国が21日午後1時27分に人工衛星を搭載したロケットを発射したことも併せて発表した。ロケットは台湾の防空識別圏(ADIZ)を通過して西太平洋に向かって飛行した。高度は大気圏外にあり、台湾地区に危険は及ばないとしている。
(編集:荘麗玲)