(台南中央社)南部・台南市で行われていた周遊型パブリックアート「レッドボール・プロジェクト」が7日、10日間の展示期間を終えた。巨大なゴム製の赤い玉が日ごとに場所を変えて展示された。市文化局の統計によれば、延べ10万人を超える観衆を集めた。
米国の芸術家カート・パーシキーさんによるプロジェクト。赤い玉は市定古跡の接官亭や台湾最古の城の安平古堡(ゼーランディア城)、伝統市場の永楽市場などに設置された。
市文化局は報道資料を通じ、今回のプロジェクトはパーシキーさんの独特な視点で台南の歴史的な街並みの生活風景を探るものだったと説明。注目を集める効果は十分で、人々を古跡や路地などの歴史的な場に改めていざなったとした。