(東京中央社)歌手のさだまさしさんは22日、台湾留学経験を持つ弟の繁理さんらと共に東京都港区の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)を訪問し、台湾東部地震の義援金1000万円の目録を謝長廷代表(大使に相当)に手渡した。謝氏は政府を代表して謝意を表明し、台湾と日本が「善の循環」の下で共に被災地の復興を支援していけるよう期待を寄せた。
義援金はさださんが2015年に立ち上げた「風に立つライオン基金」から寄付した。同基金は3日の地震発生直後から、被災者支援のための募金を開始していた。公式サイトによると、義援金は衛生福利部(保健省)が所管する賑災基金会に提供するとしている。
さださんは謝代表に、台湾での地震に心を痛めていると話し、基金を通じた募金によって台湾の力になれればと語った。
さださんは2017年には東日本大震災時の台湾からの支援に感謝を伝えることを目的にしたコンサートを台北市内で開いている。