(台北中央社)日本発のディスカウントストア「ドン・キホーテ」の海外向けブランド「DON DON DONKI」の店舗に置かれていた「ガチャガチャ」の景品を巡り、「大当たり」が入っていると装いながらも実際には入れていなかった不正が明らかになった。13日には台北市政府法務局や警察局などが店舗への立ち入り調査を実施。景品を提供した協力企業は、全ての購入者に補償する方針を示した。
ガチャガチャは台北市の西門店に設置されていた。11日夜に同店を訪れた消費者がフェイスブックに投稿した情報によると、大当たりの景品がまだ出ていないことを確認した上でガチャガチャの機器に残っていた全てのカプセルを購入して開封したものの、大当たりは入っていなかったという。
立ち入り調査を行った消費者保護担当官は報道陣の取材に対し、DON DON DONKIの運営会社は不手際を認め、内部調査を行っていると説明した。
また協力企業は同日、ガチャガチャの運用を巡って意思疎通の不手際があり、店員や管理者の対応も不適切だったとして謝罪。ガチャガチャの購入証明を持つ全ての消費者は大当たりの景品と交換できるようにすることを決めたと明らかにした。