南部・台南市で24日、電気自動車(EV)の火災を想定した消火訓練が行われ、黄偉哲(こういてつ)台南市長や内政部(内務省)の陳宗彦政務次長らが視察した。
同市政府によると、EVに使われるリチウムイオン電池が発火した場合、6時間近くにわたって燃焼し、消火には約75トンの水が必要だという。このため市政府消防局などが専門チームを立ち上げ、EV火災の効果的な消火方法を検討していた。
この日紹介された消火方法は、1000度以上の高温に耐えられるシートで車を覆ったり、アルミ合金板で作った特設の水槽に車を水没させたりしたもので、水の使用量を大きく低減できるとアピールした。