夕日の名所として知られる中部・台中市の高美湿地に10月中旬、グランピング施設が開業する。観光客に夕日の後もとどまってもらい、地元の魅力を感じてもらうのが狙いだ。
民間が経営している観光案内所が運営を手掛け、4人が宿泊できるテントを27張設置する。青や紫、白などを基調に周囲の風景に合うデザインが採用された。道具の持参は不要で、気軽に利用できるという。
観光案内所には高美湿地をテーマにした料理が楽しめるレストランができる予定で、湿地の環境を知ってもらうイベントも開催する。
台中市政府建設局の陳大田局長は、同地を訪れた観光客の多くは夕日が沈んだら帰ってしまうと言及。宿泊することでより奥深い旅を体験してもらい、高美湿地は夕日だけではないんだと知ってもらいたいとの考えを示した。