南部・台南市の総合博物館「奇美博物館」は17日、同館で開催されている特別展「Wonderful Things(ワンダフルシングス)」の展示期間を5月15日まで延期すると発表した。当初は2月6日までとしていた。新型コロナウイルスの影響もあり、旧正月(春節、今年は2月1日)に伴う大型連休中の人の流れを分散させるためとしている。
ティム・ウォーカーはイギリスを代表する写真家。大胆な構想で想像を超えたファンタジーのビジュアルで知られる。過去にはロンドンのビクトリア&アルバート博物館(V&A博物館)でもティム・ウォーカーの個展が行われていた。奇美博物館の特別展では、これまでのウォーカーの作品の他、彼がV&Aの所蔵品からインスタレーションを得て撮影したオリジナル作品などが見られるという。
奇美博物館によれば、同特別展はV&A博物館が実施している世界巡回展の一つで、アジアでは台湾が最初の開催地。台湾での開催は同館のみとのことで、リピーターを含め「ぜひ彼の魅力を感じてほしい」と同館は来館を呼び掛けた。