中部・苗栗市復興路で今年10月、男性がワゴン車を運転中、突然前方から1匹のガチョウが飛来し衝突する「事故」があった。男性にけがはなかったが、ガチョウが足を負傷したほか、フロントガラスが割れる被害が出た。
車載カメラの映像では、約20メートル前方にあったビルの3階程度の高さの電柱から降下してくる様子が映っていた。
苗栗県政府警察局苗栗分局五組の邱永豊組長によれば、ペットなどが交通を妨害した場合、飼い主に対して300台湾元以上600元以下の罰金を科せることができるものの、このガチョウは飼い主がおらず、処罰できないという。
県動物保護防疫所によると、ガチョウは同所が保護し、2~3週間後に台湾高速鉄道苗栗駅近くの公園に放したとしている。