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化学メーカーのダイセル、台湾の芸術文化を資金面で支援 謝駐日代表が感謝状贈呈

2024/05/09 17:49
ダイセルの小河義美社長(左)に感謝状を手渡す謝長廷駐日代表
ダイセルの小河義美社長(左)に感謝状を手渡す謝長廷駐日代表

(東京中央社)化学メーカーのダイセル(大阪市)は、台湾の国家文化芸術基金会(国芸会)や台湾フィルハーモニック(国家交響楽団、NSO)に資金援助を行う。台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は8日、同社の小河義美社長に感謝状を贈呈した。

同処台湾文化センターの王淑芳センター長によれば、ダイセルは同処科学テクノロジー部門や同センターの仲介により支援を決めた。国芸会に2026年までの3年間で計300万台湾元(約1440万円)を提供し、国芸会や台湾企業2社と共に「母語文学創作発表助成事業」を推進する。台湾フィルハーモニックへの支援については今後内容を検討し、来年の始動を見込んでいる。

謝氏は感謝状の贈呈式で、日本の民間企業が自発的に台湾の芸術文化活動に資金援助を行うのはとても意義があることだと述べた。同社が北部・新竹市の清華大学と半導体関連材料の共同研究開発を進めていることに触れた上で、今回の支援について、新しい風を吹かせるものであり、重要なマイルストーンだと話した。

小河氏は感謝状を受け取って光栄だとし、援助や交流による発展に期待を寄せた。

(戴雅真、楊明珠/編集:田中宏樹)

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